飲食業から医療の世界へ!「ここで働いて良かったと思える会社をみんなでつくりたい」
- こんにちは!メディカルクルーズ採用広報です。今回、飲食業界10年以上の経験から全くの異業種である医療の世界に飛び込んで活躍している、経営管理部長の葛原利樹(かつらはら としき)さんに、その挑戦のきっかけや今後の想い、ビジョンについて話を聞きました。
大学時代のバイトがきっかけで飲食の道へ
Q1、入社前のご経歴を教えてください。
大学を卒業してから飲食業界に約14年いました。実は就職活動をしていたとき、時代は超就職氷河期で、なかなか必死に就職先を探す気になれなかったんです。大学3回生の時に和風の創作カフェで厨房スタッフのアルバイトをはじめたことがきっかけで、料理に興味をもち、そのまま飲食の世界にはまっていった感じです。
その後、働いていたお店の関係者から紹介してもらったリゾートホテルの厨房で洋食料理の調理スタッフとして1年ほど勤務し、20店舗展開する飲食チェーンに転職。本部で企画開発(メニュー開発や仕入れ)を担当していました。その会社では現場店舗のマネージャーも経験し、約9年間働いていました。
「自分はいま、充実しているだろうか?」と自問自答
Q2、メディカルクルーズ入社のきっかけは?
バイトで働いていた頃から料理の仕事は好きで続けられていたんですが、「会社で働く」ということを考えた時に「今の自分は充実しているのだろうか?」というと思うことがありました。9年間働いていた飲食チェーンの親会社が食品メーカーだったのですが、そこと統合されて、組織が大きくなった時、社員がみんな一生懸命働いている現場の姿と本部のスタッフの仕事に対するモチベーションにギャップを覚えたんです。この先いまの環境で働いていても、自分の身にはならないような感じがして、転職活動をしようと思うようになりました。
会社づくりに興味があり、会社で一生働くにあたって「この会社で働いて良かったな~」と思える状態にあることが自分の中の理想でした。そういう視点で求人を探していたら、偶然、メディカルクルーズが転職サイトに掲載されていたんです。まだ当時は小さい会社だったけど、「これから立ち上げるバックオフィスにかかわってくれる方募集!」と書いてあって応募してみました。面接に行き、社長の熱い想いや考え方に共感して、翌日には電話で「是非一緒に働きたい」と連絡をいただき入社することになりました。
実は他にも会社の選考を受けていたんですが、大きい組織よりも小さいところからつくりたい、やってみたいという気持ちが転職活動をしていく中でどんどん強くなっていったんです。「自分で会社をつくる立場に立ちたいな」と。そして、医療の世界の仕事がしたいということよりも、色々な仕事をやりたいという思いが強く、当時も「別事業の展開も考えている」と社長から聞いていたので、とても興味を持ったということも入社を決めた理由でした。
Q3、現在の仕事内容を教えてください。
基本的には会社を成長させていくために取り組むこと全てです。笑
まずは経営管理部長として、予算をつくり、予算達成の進捗確認をしています。また、会社の制度づくりも行っています。例えば、退職金制度の中身を考えたり、多様な働き方に対応するための制度を考えたり、育児休暇を利用する方向けの勤務制度づくり等があります。
また、人事制度の運用責任者として、月1回ペースで制度構築に関するミーティング、3か月に1回ペースでスタッフとの評価面談を実施しています。その他、銀行との打ち合わせや資金調達業務、保険の見直しなどもあります。
最近では、特に業務効率化のためのDX対応、システム導入を行っています。現場にも入り、現場に問題が発生したら一緒にヒアリングをして解決していきます。店舗とバックオフィスとの懸け橋として、現場が成果を出しやすくなるような環境づくりを担っています。
まずは自分が一生懸命仕事をするというスタンス
Q4、過去のどのような経験・スキルが今の仕事に役立っていますか?
飲食業勤務時代には様々なメンバーと働いていました。職場には自分よりも年上の先輩方が多く、最初は一緒に仕事をするのが難しいと感じることもしばしば。そのうち、自分ひとりでやれることには限界があるということに気づき、チームで一緒にやっていく大切さを学びました。一番意識していたのは「まず自分が一生懸命仕事をやる」ということ。そういう姿勢を見せていくことで、周りが仕事を教えてくれたり助けてくれたりするんです。「コキ使ったろ~!」という考えではなく「一緒にやっていこう!」というスタンスでやっていました。このスタンスは今の仕事に大変役立っていると感じます。
例えば、私が入社した当時は社内のまとまりがあまりなく、結構バラバラな雰囲気だったんです。薬剤師と事務スタッフとの間に大きな溝があるような感じで、本当にかみ合っていないという雰囲気がありました。そんな時、まずは一人一人のスタッフの話を聞きながら「こういうことを一緒にやっていこう」と提案をして、少しづつその溝を埋めていくことができました。
また、飲食チェーンに勤務していた時は企画部に所属していたため、常に多くの業者さんとかかわりながら仕事をしていました。社内だけではなく社外の方とも一緒になって“良いもの”を作っていくという仕事の中で、「こういうものを作っていきたい」という想いを強く持っていれば、それに対して社外から良い提案を持ってきてくれるようになるということを経験として学びました。自分の視点だけではない新たな提案をもらえることで、自分だけではできないような事業成長を生み出すことができる。そんなことも今の仕事で活きていると思います。
もともと管理部門を担当する予定ではなかった
Q5、仕事orプライベートで今後やってみたいことは?
私は仕事というものにかなり興味があって、いろんな業態・業種について「これってどうなっているんだろう?」とか疑問を持ったり、調べてみたり、経験したいなと思っています。当社のメイン事業である薬局以外の事業をやっていきたいという思いも強くあります。そこで責任あるポジションをやりたいなと。
その先のビジョンはまだ自分でも描けていないですが、会社の色々なことを知りたいなという思いはあります。今、管理部門に所属をしていますが、もともとは私が入社当初にいらっしゃった方がすぐに退職してしまい、担当する予定ではなかった管理部門を担当することになったという経緯があります。結果として、今まで知らなかったことを知ることができたので、基本的には決まったことだけをやるのではなく、いろんなことにチャレンジしていきたいと思っています。
一方で、当社には「生きていることの価値を高める」という理念があることから、仕事ばかりに没頭するのではなく、休暇の制度とかをつくっていき、理念を体現していきたいと思っています。
プライベートでは、家族でキャンプにいってみたいです。自分がキャンプをするような家庭で育っていなかったので。子供はいま6歳と2歳で二人とも男の子です(2023年3月現在)。なので、あと1年くらいしたらいけると思います。以前、上高地にいったときに星空に凄く感動したのがきっかけで、その後、定期的に家族でバーベキューをやったりしていて、4年後くらいには上高地でキャンプができたらいいなと考えています。
会社を大きくすることが目的ではない
Q6、ビジョン実現のために解決が必要な課題は何ですか?
新規事業の展開に向けた課題があります。現状、その展開を具体的に進めるのは2~3年後になると思います。今はまだ屋台骨である薬局事業の土台をつくるフェーズであり、そのためのコアメンバーが必要です。そのための採用や教育に力を入れていきたいと考えています。
私が入社した時は全従業員数がまだ1桁でした。赤字だった状況から、今は数店舗展開し、スタッフも増え、組織作りの壁にぶち当たって、経営理念の浸透などを社長中心にやっていき、徐々に良い方向に変わっていきました。そして、いままでは社長が全部みていた店舗長の仕事も、各店舗ごとに店舗長をたてて任せられるような組織になってきました。この基盤をより強固なものにしていくことで、ビジョンの実現が可能になってくると確信しています。
ちなみに、コアメンバーとしてどのような方に入社してもらいたいのかというと、指示や決められたことをやっていく人は求めていなくて、自ら作り上げていく人と一緒に働きたいですね。そうじゃないと、事業をどんどん推進していけないと思っています。イメージとしては30歳前後で、まちづくりなど広く人の役に立てるような価値観で仕事をしている人。当社も最終的にはそこにやりがいを持っていきたいと考えています。ですので、そういう心を持っている人だと会社の成長と共にご自身も成長いただけるのではないかなと考えています。会社を大きくするということが目的ではなくて、やりたいことを実現していくために今の大きさまでは拡大が必要だった、というのが今の当社の状況です。
不利益になることでも人の役に立てるならやる
Q7、これから応募される方へのメッセージがあれば教えてください。
一つは、これから会社の急成長を見込める中で、まだまだ組織的につくれてないこと、伸びしろがすごくあるため、このタイミングで参画いただければ、急成長下での仕事の経験ってなかなか出来ないと思うので、当社を選んで働くメリットがあると思います。
僕自身、入社していろんな仕事をやってきましたが、とてもチャンスがある会社だと思います。「これだけやりたい」というスタンスよりも、会社をつくっていくために色々とやりたいという人には当社はフィットすると思います。私自身、そもそもやろうとしていなかった管理部門をやってみて、とても視野が広がったので。やる気さえあれば任せてもらえる文化がありますね。
あとは、当社は利益がもちろん大事ではあるものの、利益を出すために必死になる文化ではなく、本当に人のお役にたてるのかという視点が強いです。時には不利益になることでもやるという選択肢をとる。そういう価値観なので、先に利益ではないんですよね。この考えにとても共感するので私自身もここまで働き続けられているんだと思います。