坂道と海の町、尾道の春を歩いて来ました②
くるーずメンバーの中でも随一の旅行好き!
皆さんこんにちは!
くるーず内で一番若手の薬剤師、山本です!🕺
くるーずに新卒薬剤師として入社して現在4年目です🫡)
私は旅行が大好きで、社会人になると同時にカメラをはじめ、これまでに日本中多くの場所を訪れ、美しい四季の数々を見てきました!✨
その旅の記録を撮った写真と振り返りながら皆さんと共有できればと思い、定期的に記事にしています…✍️!
ずっと春に行ってみたいと思っていた場所
それが広島県にある瀬戸内海に面した町。尾道 です!
瀬戸内エリアを代表する観光地の一つで、山肌に沿ってのびる坂道や、港町として繁栄をとげた面影のあるノスタルジックな町並みが特徴です。
今回は1泊2日で尾道を堪能してきましたので、旅の思い出を書き留めようと思います。
尾道倶楽部で迎えた2日目、静かな港町の朝
宿に選んだのは「尾道倶楽部」。尾道駅からもさほど遠くなく、尾道水道を望む贅沢な立地のホテルです。
翌朝、部屋のカーテンを開けて、まず目に飛び込んできたのは大きな窓いっぱいに広がる海の景色。尾道水道をゆっくりと船が行き交い、その音すらもとても心地よく、まるで映画のワンシーンのようでした。

そんな景色を眺めながらのコーヒータイム。
港町の静けさと朝の光が、心と体に優しく染み渡ります。旅先でこんなにリラックスできる朝を迎えたのは久しぶりかもしれません。
千光寺を目指してホテルを出発です!
尾道の代名詞とも言える「千光寺」へ向かいます。が、その前に少し寄り道。
千光寺の山頂付近にある「鼓岩」は、尾道を訪れたらぜひ立ち寄りたいスポットの一つ。
別名ポンポン岩と呼ばれ、岩の上を石で打つと「ポンポン」と鼓のような音がします。
そんな岩の上に立つと、尾道の街並み、しまなみ海道、遠くの島々まで一望できます。
小さな街が海と空と共にあることを、ここからの景色ははっきりと教えてくれました。
そして、この時期ならではの魅力は、なんといっても桜。
ポンポン岩の周辺には見事な桜が咲き誇っており、眺望の美しさに花の華やかさが加わって、まさに春の尾道の絶景。

桜越しに見る尾道の街と海は、絵葉書のように美しく、思わず長居してしまうほど。
風が吹くたび、花びらがひらりと舞い、岩の上から見る風景が一層幻想的に感じられました。
細い路地を抜け、石段を登りながら、まるで絵本の中に迷い込んだような気分になります。
途中、何匹かの猫たちとすれ違い、旅の小さな出会いにも心が和みました。

春の千光寺
千光寺を目指して、坂道と桜を歩いていきます。
春の千光寺は、まさに桜のトンネル。
見上げると頭上には満開の桜が広がり、風が吹くたびに花びらが舞い落ちてきます。
その中でも目を引いたのが、「三重塔」
塔のそばに立つと、静かな空気の中に歴史の重みを感じることができます。

一歩一歩、石段を登るたびに風景が変わり、ふと立ち止まっては写真を撮る。どこを切り取っても絵になる景色で、時間を忘れて歩いていました。
坂を下り、帆雨亭でレトロな午後を過ごす
千光寺山をゆっくりと下り、坂の途中で見つけたのが「帆雨亭(はんうてい)」という喫茶店。
レトロな佇まいに惹かれて、ふらりと入ってみました。昭和の雰囲気が色濃く残る店内には、古いガラス戸、木の床、そして柔らかい照明。
外の風景もどこか昔に戻ったかのようで、まさに尾道らしい時間が流れていました。


いただいたのは、ブレンドコーヒーと手作りのピザトースト。
甘さ控えめでしっとりとした味わいが、歩き疲れた体に優しく染み渡ります。
コーヒーと共に、旅の余韻を味わいながら、しばし静かな時間を過ごしました。


最後の写真スポットへ!
旅の締めくくりに、ふらりと立ち寄った線路沿い。
尾道駅近くの路線では、黄色いローカル電車がのんびりと走っています。
この場所はカメラ好きの中では有名な場所で、今回の旅のメインスポットでもあります。
線路沿いに咲く大きな桜は圧巻の見応えです。
ちょうど黄色の電車が通り過ぎるタイミングに撮影。
春の風景にぴったりの一枚をカメラに収めました。

楽しかった旅に終わりが近づいてきました。
旅の締めくくりは尾道名物の「尾道焼き」を食べることに。
向かったのは、「粉福」さん。地元でも評判の隠れ家的なお好み焼き屋さんです。
カウンター越しに、店主が焼いてくれる尾道焼きは、外はカリッと香ばしく、中はふんわり。
ほんのり甘めのソースが絶妙に絡んで、箸が止まりません。
「こういうのが食べたかった」と思える、心あたたまる味でした。
旅先でこういう落ち着けるお店に出会えると、それだけでその町が好きになります。

今回の旅はここでおしまい!
都会の喧騒とはかけ離れた、穏やかな時間。
「また来よう」ではなく、「ここに帰ってきたい」そんな場所。
皆さんもぜひ桜の季節に尾道を訪ねてみてはいかがでしょうか?