MUSICRUISE! vol.4 折坂悠太 – 呪文
くるーず薬局の薬剤師であり採用広報担当でもあり(たまーに)アナログDJでもある高橋が、
毎月自身がヘビロテしている1曲をDJ BASSYとして紹介する定期連載!
2024年12月のMUSICRUISE!
折坂悠太 – 呪文
今年もあと残すところわずかとなりました。
皆様今年はどんな年でしたか?良い年になりましたでしょうか?
私は今年の1月からくるーず薬局に転職し、早いもので丸1年がたちました。
今年はいろいろあったなぁ…。FREERUN JOURNALも立ち上げたし、立ち呑みくるーずは1年間12回開催できたし、PA-C‐MANプロジェクトもスタートして第1回無事に開催できたし、新しいことにいろいろチャレンジできた良い一年でした!
インフルエンザに2回もなってしまって皆さんにご迷惑をかけてしまいました泣(ちなみにこの文章は2回目のインフルエンザの自宅療養中に書いております…。)
こうして1年を振り返る中で、個人的に毎年必ず行うのが、「自分の中の今年のベストアルバムを決める」というイベントです。
毎年年末に一人ソファーでお酒飲みながら今年出たアルバムを振り返る時間は至高…!
今年は、柴田聡子、RM、ハイエイタスカイヨーテ、落日飛車&HYUKOH、そして先日リリースされたSaultなどなど…様々なアルバムを差し置いて、この一枚を選びました。
ということで、今日はアルバム1枚丸ごと紹介します。
折坂悠太の呪文
すみません、最高すぎます。6月のリリースからずっと聴き続けています。
2018年の「平成」がリリースされてすぐ、私のDJの師匠の営むバーで飲んでたら、「折坂悠太をチェックしていないなんて音楽好きを語るな」と滾々と説教された末、エンドレスで流してもらってからずっとファンなのですが、その歌声の持つエネルギーとジャンルをクロスオーバーしまくるサウンド、そして日本語の美しさを再認識させてれるような歌詞、これらすべてが自分の趣向にピッタリと一致した感覚なのです。そして、2021年の「心理」でその感覚が確固たるものになります。世の中がまだまだ自粛ムードが続く中、息子と二人、ドライブしながら聴いた「心理」は、人生でも最も印象に残っているアルバムのうちの1枚になると思います。あー、この後聴こう。
そして今回の「呪文」。最初の「スペル」が流れるや否や、実家の周りの景色が脳裏に浮かぶ。そこを息子と手を取って目的もなく散歩をする。ああ。なんでこんなに新しいのに懐かしいのか。。
3曲目の「人人」を聴くと、本質的な不安、焦りというような部分まで届いて癒してくれるような感覚。どうしても結果や成果を出したくて、ちゃんとしていたくて、少し無理して生きていることがまんまとバレているような、そんな気分になります。
全曲感想書きたいところですが長くなりすぎるな。最後の「ハチス」は70年代のソウルみたいなバックに、語りが入る。そしてその語りがマーヴィンゲイのような強いメッセージ性を持っている。折坂悠太が伝えたいメッセージがそこにしっかりとあると感じるのです。
この文章を書きながら再度聴きなおしながら、「やはり今年のベストアルバムだな」と再認識しているのでした。
来年も更新続けていきますのでよろしくお願いします!
皆さんよいお年をお迎えください🎍